進捗管理

プロジェクトマネージャ試験の参考書から学んだことをつらつらと書いていきます。

 進捗管理を行う目的は、進捗遅延を早期に発見すること。
 予定と実績を定量的な管理項目で定め、遅れを検知する。

進捗管理の対象 定量的管理項目
ドキュメント ページ数/作成予定ページ数
プログラム 本数/作成予定本数
レビュー ページ数/作成予定ページ数、本数/作成予定本数
  • 進捗遅れの原因と予防策
    • 開発者側に起因するもの
進捗遅れの原因 予防策
見積もり誤差 ・プロジェクトに適した見積手法を採用する
・作業項目の漏れを防ぐために、標準WBS等を参考にする
・スケジュールに余裕を待たせておく
・上流工程に不確定要素が多い場合は、請負契約ではなく委任契約とする
開発機器などの調達ミス ・手配遅れを防ぐため、スケジュール策定段階から専門家を参画させておく
要員の退職、病気など ・無理なスケジュールにしない
・不足の事態に備えて2名体制にする、控えメンバを想定するなどを、コストとの兼ね合いで決めておく
担当者のスキル不足 ・適切な要員を手配する
・経験が浅い要員をアサインする場合は、フォロー可能な要員を決めておく
進捗確認が甘い クリティカルパスを重点的に管理する
・進捗報告は最低でも週1回とする
・メンバの報告を鵜呑みにせず、客観的に判断する
設計ミスによる仕様変更 ・スキル不足が考えられる場合は、フォロー体制を検討しておく
・レビュー体制の検討(有識者、経験者)
    • 顧客側に起因するもの
進捗遅れの原因 予防策
顧客都合による仕様変更 ・仕様変更について、顧客との意思統一を図る
・仕様変更によるスケジュール遅延、追加費用の発生を事前に説明する
顧客側作業の遅れ ・顧客側で可能な作業であるかを判断し、役割分担を再検討する
・必要に応じて顧客側の体制に参加する(要員を派遣する)
・顧客側の繁忙期を考慮したスケジュールを策定する