スケジュール短縮技法

プロジェクトマネージャ試験の参考書から学んだことをつらつらと書いていきます。

  • スケジュール短縮技法


いったん作成したスケジュールを、
納期の制約の為に、短縮しなければならない場合に用いる手法。


1.ファスト・トラッキング
通常は先行タスクが完了してから後続タスクを開始するが、
先行タスクが完了する前に後続タスクを開始して、スケジュールを短縮する手法。
ただし、タスクを平行作業させるのでリスクが増大する。
ファスト・トラッキングを行う場合は、このリスクを重点的に管理しなければならない。
  

2.クラッシング
クリティカルパス上に要員を追加し、スケジュールを短縮する手法。
ファスト・トラッキングと比べてリスクは少ないが、コストが増大する。
クリティカルパス上の短縮期間が、全体スケジュールの短縮期間となる。
ただし、コストは加算すればするほど、スケジュールが短縮できるわけではない。
(極端な例をあげると、
クリティカルパス上に100人月の作業がある場合に、
要員を100人追加すれば、スケジュールを短縮して1ヶ月で終わらせる事ができる。」とはならない。)