アクティビティ所要期間見積もり
プロジェクトマネージャ試験の参考書から学んだことをつらつらと書いていきます。
- アクティビティ所要期間見積もり
1.三点見積もり
3パターンの値を求め、平均値や加重平均値、期待値(PERT)を用いて見積もる。
・最尤値(最も実現の可能性が高い値)
・楽観値(最良のシナリオで進んだ場合の値)
・悲観値(最悪のシナリオで進んだ場合の値)
1.1 PERT(Program Evaluation and Review Technique)
以下の計算式で期待値を求める。
期待値=(楽観値+悲観値+(最尤値×4))÷6
また、標準偏差を算出し、信頼範囲を求めることができる。
例えば、期待値が40日、標準偏差が4の作業の場合は、
36日〜44日(期待値±標準偏差)で作業が完了する確立は約68%、
32日〜48日(期待値±(標準偏差×2))で作業が完了する確立は約95%となる。
標準偏差=(悲観値−楽観値)÷6
2.類推見積もり
過去の類似アクティビティの実施時間を元にして見積もる。
3.標準工数の使用
自社の標準工数を用いて見積もる。(開発プロセスの標準化が進んでいる場合)
ただし、担当要員のスキルに応じて見直しが必要になる。(新人や業務未経験者など)
4.担当要員の自己申告
担当要員が作業工数を見積もる。
実現可能な工数が算出されるが、モラルの低い要員の場合、
自分が楽できる工数を提示するので、全体工数が大きくなる場合もある。