要員問題の事後対策

プロジェクトマネージャ試験の参考書から学んだことをつらつらと書いていきます。

  • 要員問題の事後対策

プロジェクト体制や要員に問題がある場合、
要員の配置換え、役割変更、要員の交代・追加など、
可能な選択肢を駆使して、プロジェクト体制の見直しを行う。


しかし、プロジェクト体制の変更には、
大きなリスクが伴う為、可能であれば変更しない方が良い。
まずは、既存の体制でプロジェクトを進めた場合、
どのようになるのかを予測すべきである。
例えば、要員が1人離脱した場合に、
残りの要員で作業分担をするとどうなるかをシミュレーションする。
労働基準法に違反せず、特定の要員に負荷が集中しないのであれば、
要員の補充ではなく、残りのメンバでの作業分担が有効な手段となる。

  • 要員の追加

必要なスキル、経験を明確にした上で、追加要員を決定する。
作業の引き継ぎやプロジェクトルール、標準化の方針などの
習得時間や準備時間を考慮して、割当タスクの作業時間を見積もる。
それらを元にシミュレーションした結果、
既存の体制よりも作業効率が良いと判断した場合に要員の追加を行う。