システム開発方法論②

プロジェクトマネージャ試験の参考書から学んだことをつらつらと書いていきます。

  • プロトタイプモデル

試作品(プロトタイプ)を作成してから、本格的な製品を作成する手法。
新規性が高い場合や、ユーザ要件が曖昧な場合に利用される。
ユーザ要件と開発者側の認識のずれを早期に発見でき、
本格的に開発する前に、修正できるメリットがある。
作成したプロトタイプは、捨ててしまうか、
それをベースとして開発を継続する。

  • スパイラルモデル

システムの部分単位に、
「要件定義→設計→プログラミング→テスト」を繰り返し行う手法。
全体を独立性の高いサブシステムに分割し、分割した単位で開発を行う。
リスクが最小となるプロセスを選択しながら、
少しづつ開発を進めるプロジェクトに最適である。

  • インクリメンタルモデル

最初にシステム全体の要件定義を行い、
要求された機能を幾つかに分割して、リリースする手法。
スパイラルモデルとの違いは、最初に要件定義を完了させる点で、
インクリメンタルモデルでは、「設計→プログラミング→テスト」までを繰り返し行う。